競艇は専門用語を知っておくと、更に楽しめるぞ。
もちろん難しいことを考えずに熱中できるのも競艇の魅力だが、予想を当ててがっぽり稼いだ時の快感は尋常じゃない。
そこで今回は、舟券を買う上で必要な競艇用語の意味を解説していく。
レースに関する競艇用語
競艇を楽しむ以上、レースに関する基礎知識は絶対につけておきたいもんだ。ここで紹介する基本用語を知っておくだけでも、ボートレースの楽しさは段違いだぞ。
グレード制
競艇では、5つのランクに分かれてレースを行うグレード制が採用されている。ランクは上位からSG、G1 、G2、G3、一般戦に分かれているぞ。
- SG(スペシャルグレード):最もグレードの高いレース。年8回開催される。
- G1(グレード・ワン):2番目にグレードが高い。年35回ほど開催される。プレミアムG1、周年記念など。
- G2(グレード・ツー):3番目にグレードが高い。年8回ほど開催される。レディースオールスター、モーターボート大賞など。
- G3(グレード・スリー):下から2番目のグレード。年50回ほど開催される。オールレディース、マスターリーグなど。
- 一般戦:最もグレードの低いレース。出場レーサーの級別制限がなく、毎日開催される。
賞典レース
特に賞金の高いレースを指す競艇用語だ。準優勝戦~優勝戦や選抜戦などが当てはまるぞ。
賞典除外
競艇では妨害等のルール違反をすると、ペナルティを課される。
賞典除外は妨害失格やスタート事故を起こした選手に適用される罰則で、賞典レースへの出場資格をはく奪されてしまうぞ。
前日検査(前検)
ボートレーサーがレース前日に行う健康診断やモーター抽選のことを指す。
健康診断で規定以上の数値が出てしまったり、遅刻してしまったりした場合には即日帰郷などのペナルティが課されることもある。
即日帰郷
競艇におけるペナルティの一つだ。前日検査で失格になった場合やフライング等のスタート事故を複数回起こした場合に課され、シーズン中に地元に帰されてしまうぞ。
ボートレースの世界はシビアだな
ドリーム戦
該当シーズンの目玉となる選手達で開催されるレースだ。まさにオールスターレースと言えるな。
モーニングレース
朝方~昼にかけて行われるレースのことを指す。徳山や芦屋のレース上では通年でモーニングレースが開催されているぞ。
第1レースは8:30頃、第12レースは14:30頃に行われる。
ナイターレース
昼~夜に行われるレースだ。第1レースは14:30頃、第12レースは20:30頃に開催される。
ナイターレースは桐生や下関、若松、大村などの会場で開催されているぞ。
優出
シーズン最終日の優勝戦に出場することを優出と言う。
ボートレースの大会は「予選→順優勝戦→優勝戦」という流れで進行していく。
過酷な予選、準優勝戦を勝ち抜いた猛者のみが優出できるというわけだな。
優出回数の多いレーサーほど、実力があると見て良いだろう。
優勝戦
シーズンの優勝者を決める戦いだ。
予選、準優勝戦を通過した猛者中の猛者による勝負で、かなりハイレベルなレースが期待できるぞ。
選手に関する競艇用語
レース展開を予想するためには、選手個人の力量やデータを知っておくことも重要だ。
競艇選手に関する用語もしっかりチェックしておこう。
級別
競艇選手は成績上位からA1級、A2級、B1級、B2級の4ランクに分けられている。
級別によって稼働日数や平均年収も大きく変わってくるぞ。
級別は選手の能力を測る上でも非常に重要な指標だ。しっかりチェックしておこう。
級別審査
レーサーの勝率や事故率を元に級別を決めるのが、級別審査だ。
5月~10月の成績で前期(1月~6月)の級別が、11月~4月の成績で後期(7月~12月)の級別が決められるぞ。
支部
ボートレーサーはそれぞれ特定の支部(東京支部、大阪支部など)に所属しており、その支部や地域を拠点として活動している。
支部は全国に18あって、レーサーは自分で好きな支部を選択して所属できるぞ。
勝率
勝率は合計着順点を出走回数で割った数字で、レーサーの成績を表す指標として使われているぞ。
競艇では、着順が早いレーサーほど高い着順点を与えられる(一般競争なら1着「10点」、2着「8点」、3着「6点」……といった具合だ)。
つまり、着順が早いほど、勝率も高くなるってことだな!選手の実力を判断する指標として使えるぞ。
事故率
事故点の合計を出走回数で割った数字だ。
転覆や落水、フライングをすると事故点が加算される。
事故率が基準を上回ると、成績に関わらず級別が落ちてしまうこともあるので、要注意だ。
登録番号
ボートレーサーに割り振られる4桁の登録番号。
レーサー登録順に番号を振られるので、番号が若い程、経験の浅いレーサーと言える。
出走表(番組表)
出走するレーサーの基本情報や特徴、これまでの成績が記載された一覧表だ。
レース場にて無料でもらえるので、ぜひ入手しておこう。
着順予想にも役立つぞ
舟券・賭け方に関する競艇用語
ボートレースは考えなしに勢いで賭けるのも楽しいが、がっぽり稼ぐなら舟券の買い方や賭け方に関する専門用語も覚えておくべきだ。
初心者の内は難しいかもしれないが、実際に競艇を楽しんでいれば嫌でも身についてくるから心配すんな。
払戻金
舟券が的中した時に、支払われるお金のことだ。
全体の売り上げの75%を、的中者に分配していく。
マークカード
舟券を買う際に必要なカードだ。金額やレース番号を記入する。
オッズ
舟券の払戻金の倍率を意味する。人気のレーサーほど倍率が低くなるぞ。
例えばオッズ20倍の舟券が的中した場合は、100円に対して2,000円が払い戻しされる。
倍率の高いレーサーは的中率が低い分、払戻金額も大きくなるってことだな。
万舟
オッズ100倍以上の舟券を意味する競艇用語。
100円が1万円になるんだから夢があるよな。
当地勝率
当該レース場での勝率を表す数字だ。選手によっては苦手なボートレース場もあるから、しっかりチェックしておくべきだな。
単勝(単勝式)
1着の艇を当てる舟券のことだ。ボートレースは6艇で1着を争うから、単勝の的中率は1/6だな。
複勝(複勝式)
1~2着に入着する艇を当てる舟券だ。的中率は1/3と単勝よりも高いが、その分ローリターンな買い方とも言える。
2連単(2連勝単式)
1位と2位の艇を、着順通りに当てる舟券だ。的中率は1/30と低いが、当たればリターンは大きいぞ。
2連複(2連勝複式)
1位と2位の組み合わせを当てる舟券だ。着順は問わないので、2連単よりはローリスクローリターンの賭け方といえるな。
3連単(3連勝単式)
1~3位の艇を着順通りに当てる舟券。2連単よりも更に当たりにくい、超絶ハイリスクハイリターンな賭け方だな。的中確率は1/120。
俺が本田翼にフラれるのと同じくらいの確率だな
3連複(3連勝複式)
1~3位の艇を着順問わず当てる舟券だ。順位を問わない分3連単よりハードルは低く、的中率は1/20とされる。
拡連複(拡大2連勝複式)
1~3着の内、順位問わず2艇を当てる舟券だ。
2連率(2連対率)
2着以内に入る確率を意味するぞ。2着までに入着した回数を、出走回数で割って算出する。選手の勝率、3連立と合わせて判断すれば、より正確な予想ができる。
3連率(3連対率)
3着以内に入る確率のことだ。3着までに入着した回数を、出走回数で割って算出するぞ。選手の勝率、2連立と合わせて判断すると、より正確な予想ができるようになる。
コロガシ
レースで獲得した払戻金を、全て次のレースに賭ける手法だ。
的中すれば大きなリターンを期待できるが、同時にハイリスクな賭け方だから初心者にはおすすめしない。
ボックス
任意の艇を選び、想定される全ての着順の組み合わせを選択する手法だ。
深く予想せずとも手軽に買える一方、トリガミ(舟券が的中したのにマイナス収支になること)の危険性が高い。
ながし
ながしは特定の艇を軸に定めて、続く艇を手広く買う手法だ。
たとえば2連単で3号艇から流すのであれば、舟券は「3‐1」「3-2」「3-4」「3-5」「3-6」の5点となる。
スジ舟券
「〇コースが1着の時、どのコースが2着以降に来やすいか」というボートレースのセオリーだ。
2連単や3連単の予想をより正確にしてくれるぞ!
競艇用語を知って金の雨を降らす
知識を身に付けるほど面白くなっていくのは、仕事も女遊びも競艇も同じだ。レースをガッツリ楽しめるように(そしてがっぽり稼げるように)、最低限の競艇用語は覚えていこうな。
とはいえ、レースを楽しんでいるうちに自然に覚えていけるからな、身構える必要はねぇぞ